= その後のハナシ =

 

阿笠邸の、哀の部屋。

固まった探偵を工藤邸にそのまま放置して、当然のように快斗と哀の二人はそこにいた。

何事もなかったかのように場所を移してお茶会を続行している。

当然、きっちり持ってきたスイートポテトがお茶請けだ。

「あ〜〜、美味しい〜〜〜vv」

「本当…さつまいもの風味がそのままなのね」

底の方に入っているカスタードクリームも自然な甘さで巧く嵌っている。

「そーなんだよね〜♪ 行って良かったv」

「…訊いてもいいかしら?」

「ん? 何?」

ご機嫌な快斗に、哀は先程の工藤邸でのやり取りで感じた疑問をぶつけてみる。

「物産展の話なんだけど…工藤君が言ってたモノも、置いてあるわよね?」

「…そうだね」

「…大丈夫なの?」

心配を滲ませた声に、快斗は苦笑して説明する。

「確かに間違いなくあるんだけどさ。そーゆーのとお菓子関係って、まず間違いなくスペース分けてあるじゃない?」

例えばロイズの生チョコの横に、燦然と輝くいくらの入った樽があったりなんかしたら、おかしい事この上ない。

幾ら両方好きな人であっても、それはちょっと勘弁して欲しいだろう。

「普通、入り口の所に配置書いたボードとかチラシとかあるからソレ見てね。境目の方には近付かないようにしてるし」

大概、お菓子なんかは入り口の方に、そーゆーのは奥の方に配置してあるから、入り口付近だけうろついてる分には問題ナシ!

「ただ、やっぱり買うモノ買ったら、さっさと退散するけどね」

「…なるほど」

売り場には近付かなくとも、お客様が買った品物を持って回っていたりするから長居は出来ないというワケだ。

きっと、配置図を見て、きっちり回る順番を決めて、速攻で買い物を済ませて退散しているに違いない。

「謎は解けた?」

「ええ。 …それにしても、工藤君も懲りるって事を知らないわよね」

「本当にねぇ?」

「『一ヶ月接触禁止』?」

「そ」

「接触って、触れる事だけじゃないわよね?」

「広辞苑によると、@近づきふれること。さわること。A他人との交渉を持つこと。つきあうこと――だってさ」

つまり、新一は一ヶ月間快斗に触れる事はおろか、会う事すらも拒絶されたわけである。

「――――きっちり反省して頂きましょう?」

ニィ、と口角を上げて笑む様は夜の気配を滲ませて。

「あら、私には会いに来てくれないのかしら?」

「とんでもない!勿論会いに来るよv それにその方が面白そうじゃない?」

「…そうね」

自分には姿すら見せないくせに、隣りには頻繁に出入りしている事を知れば、探偵はさぞ悔しがってくれる事だろう。

「協力するわ」

一ヶ月。

これからの事を思って、哀と快斗は共犯者の笑みを浮かべた。

 

********************

黒様コメントv

…当初予定の3倍ぐらいに伸びているのは何故だろう…

物産展話とセットで灰子様へ。先日我侭聞いて下さった御礼に。

いらなかったら放置しといて下さいませ。

灰子>ゴチゴチになりました〜〜〜っvv

ポップでキュートなぶら快〜〜♪ 墓穴を掘る技術は最早名人級の「我らがメイタンテイ殿」と、さり気なく怪盗と非常に仲の宜しい科学者さんvv ああっ! くっそう…可愛いなぁ……!!(悶々)もうホントにアタシ、黒様の書かれる哀K(哀快)ツーショット大好物なんですよ!!(大興奮)――え…? 探偵も居るからスリーショットだって…?「悪ぃなぁ〜、ボウズはちっこくて見えなかったヨー(爽やかな笑顔で棒読み)@黒怪盗」ってことで(笑)←マテ!

要らないなんてとんでも無いっ!! これで万が一頂き損ねていたとしたら、アタシ会社に火ぃ着けるところですぜ!!(今週残業続きでネットになかなか繋げずに、お申し出に気付くのが遅れたので…_| ̄|●|||)

ふたり揃って「探偵虐め」に勤しむ姿が激プリなんですが!(萌)その局地的に分かりやすい性格を密かにふたりに楽しまれている、失意の探偵殿が、非常に微笑ましくこれまたツボで〜♪(おい!)いや!「これもまた愛ですヨー?(ニヤニヤ)」って感じで宜しく!!

黒様…いつもいつも素晴らしき賜りモノ貢いで下さり、本当に有り難うございますぅ〜〜!(T▽T)

何のお礼もできなくて、マジに申し訳ないです…_| ̄|●|||

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