〜 白きティスフォーン 〜
ざわめく風 翻る翼
密やかな気配を纏い降り立つ 白い鳥
月の光に照らされて歌う 美しき「小夜鳴鳥」 密かな気配を、意図的に零しながら動く影。飛ぶように、舞うように、白い翼を翻しながら。 そうして蒔かれた、微かな残り香。冴えた、月明かりのような残滓。 それは、翼あるモノを追う事が出来る程の、優秀な狩猟犬のみを集めるための誘い。ひいては、闇に紛れて徘徊する、血なまぐさい密猟者をおびき出すための罠。 「愚かな狩猟者は想像すらしない。狩られるモノが、反撃に転じる場合も有るのだと言う事を…。 狩られるモノの中にも、鋭い爪や牙を持つモノが居て、復讐の機会を待ち望んでいるかも知れない事。いつか、己が狩られる立場に立つかも知れない事を…」 軽やかな動き。薄く、笑みさえ浮かべた面で夜を翔る、白い鳥。 けれど、その口から聞こえてきたのは、酷薄な復讐者の台詞。歌うように、祈るように、密やかで無慈悲な想いがその口角を引き上げる。 「さあ、どれだけの者が追ってこれる?」 今宵の舞台、その最後のアンコールを観劇出来るは如何なる者か? 怪盗の口元からくすくすと、それは楽しそうな子供のような押し殺した笑い声が零れ落ちる。子供ゆえの、容赦の無い残酷ささえ覗かせる、忍び笑いが…。 「さあ、おいで、この舞台まで。その、己が持てる力の限りを尽くして!」 白い鳥が高らかに舞い、歌う。その命を掛けて紡ぎ出す、細い糸を手に。 それは、伝説とは異なった役割を持って垂らされた物。迷宮からの脱出ではなく、更なる深遠へと誘い惑わせるためのモノ。 「私の身柄を求める者よ、追って来るが良い…」 カツンと、小さな音を伴ってその足が止まる。到底人の身で叶う事の無い、ビルの屋上、その巨大なアンテナの先。 正しく、翼を休める鳥のように、吹く風にも揺らぐ事無い肢体。月の光に照らされたそれは、ただ美しい。 「私を確保しようと追うのは、警察。そして、探偵」 けれど、私が何より求めるのは、私の命を狙う密猟者。 「我が願いを成就させる為にも、ぜひ現れて欲しいものですが…」 ほうっと小さく溜息を吐いて、緩く瞼を閉じる白い鳥。聴覚と触覚、研ぎ澄まされた全感覚を駆使して周囲の気配を探る。 己が翼たる、白いマントを翻して凛と立つ姿。敵を招くかのように差し出された、その両腕。 「おいで、ここまで。お前達の主に、絶望を届けるために…」 心無き密猟者よ 我が名を呼ぶが良い
我はファントム この世ならざるモノ
仇たる者に 破局をもたらすモノ
我 汝が為の絶望とならん
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*まみやさんコメント*
【
ぶらっく快斗/怪盗同盟
】布教用SS!?
一応、そのつもりで書き始めたんだけど…。
出来上がったら、趣旨が良く解んなくなりました(ーー;)
ま、いつものコトさ♪
つまり、ウチの快斗は復讐する気、満々だってコトですかね?(^_^;)
と言っても、殺人までさせるつもりは毛頭有りませんが。
うーむ、上手く説明できないわぁ。
灰子>ぐっはあぁっ!!(吐血) DOよ! DOなのよっ!? この美麗端麗辛口で冷酷かつ優美な怪盗紳士は!!(悶絶)本当はウチのゴミを掲載するためにわざわざ立ち上げて下さった(アタシ鬼か…?)裏ページのリンゴでの動作確認の為に伺ったのに、ウッカリ先に読んでしまって危うく本来の目的を忘れてしまいそうになりました(^▽^;)そんで【同盟布教用!?】の文字を良いことに、そのままストレートに「くれぇ〜〜!」とか強請りました(爆) いやーーーーっ!! こんな怪盗目の前にいたら、アタシ何するか分からないわよ〜〜〜っ!!!(ママー、彼処に変態さんが居るヨー?) ジャイアニズムバンザイ!(マテ) スペサルにゴチになりました〜〜〜♪ \(´▽`)/
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